Groovy Wave Jazz Orchestraを退団しました
約5年ほどお世話になっていたアマチュアのビッグバンドを、5月6日のライブをもって一旦脱退させていただくことにしました。
活動期間としては、実は大学時代のそれより長いです。
元々は、大学の後輩(現在はプロ)の親御さんとちょっと縁があって、バンドのベースがいなくなったから来てほしい、と言われたことがきっかけでした。ドラマーがプロだとか、自分より年上しかいないとか、自分より上手い人ばかりだとか、キョドる要素満載でした。このキョドる態度は辞めるまで一部で続いてしまって、ちょっとそれを払拭できなかったのが心苦しいところですが。
このバンドの方針は「アマチュアなんだから、目指すところはみんなで楽しむことだ」というもので、例えばキーボード奏者が二人いるために、片方がオルガンの先生をやっているからということでオルガンも入った編成にしてしまうなど、「何をするかより誰とするか」というどっかの面白法人とほぼ同じスタンスでいるところが面白いところでした。「楽しむこと」を前提にしてしまっているため、課題については各々自分で見つけて解決してくれ、というスタンスになってます。なので、ストイックに音楽をやりたい人とか、課題設定を他人や演奏する曲に依存している人には若干やりづらいだろうと思います。僕も結局、課題設定は辞めるまでずっと手探りだったのですが、自分の足りないところは、プロのドラマーと合わせる中で、何も言われずとも音で教えてくれていたと感じています。
今更ですが申し訳ないことに、仕事が忙しく(という言い訳ですね。。。)、家ではほとんど練習できていませんでした。事実、譜読み不足でトチってるところが多々ありました。でも、自分の中では、以前より上手くなってる、という感覚をずっと持ち続けていました。なぜだかはわかりませんが。でも、バンド加入当初、そもそも「ドラムと合わせる」ということがあまり良く分かってなく、そればかりに一生懸命だったのでテンポも崩れがちだったのですが、今はテンポも安定してきて、もっと曲全体のことまで意識が向くようになってきました。
今回、ここであえて区切りをつけようと思うようになったのは、完全に仕事によるものです。多分、何も言わなければ、自由が丘から通うということに若干の負担は感じつつも、このまま続けることはできたと思います。実際、メンバーと演奏することは本当に楽しくて、今でも辞めたという実感が全然ありません。でも、今はその楽しさより、仕事上で掴みかけているチャンスを優先したいという気持ちがどうしても強くなってきてしまいました。ホントに、リーダーのKさん、Mさんには、こんなワガママを聞いてくださいって感謝しきれないくらいです。
最後の打ち上げで、メンバーから「こんな人がいなくなっちゃうのは本当に惜しい」とまで言ってもらえました。元々、メンバーはみんなオトナな人ばかりで、かつお世辞を言い合って取り繕うような関係でもないので、若干後ろ髪を引かれつつも、とても嬉しかったです。大学からベースを始めて、後輩がプロになったりして無駄な劣等感を常に感じながらというのもありましたが><、それでも10年くらいやってるとこんな風に言われるようにもなるんだな、と思ったりもしました。
にしても、最後のライブで色々課題が見えたりリベンジしたいことがでてきたりするもんですね><何年後かわかりませんが、またお世話になりたいと思ってます。その時は宜しくお願いします!