久々にEric Dolphyが聴きたくなって

 Eric Dolphy in Europe, Vol. 1をかける。最初はバスクラを聴こうとしたのだが、なんか吸い寄せられるように"Glad To Be Unhappy"にした。



 この歌の主人公は、それまで一体どんな人生を歩んできたのだろう。一体彼は今までどんな目にあってきたんだろう。もうどうしようもなく孤独なのに、何も持ってないのに、なのに、それでもなぜ、世界を、人生を、みんなを愛せるのだろう。その彼の強さは一体どこにあるんだろう。
 そんな場景が目に浮かんできたら、涙がしばらく止まらなかった。果たして自分は彼のように、人に愛の与えられる人間になれるのだろうか。そして、自分自身が愛を持っていられるのだろうか。