そういや、免許の初回者講習に行ってきた

 大まかな話の流れは「飲酒運転は厳禁ですよ〜。最近道交法も改正されて厳罰化の流れだから、くれぐれも気をつけろよ〜」程度だが、それが約1時間半。ヒマとは思わなかったが、ここまで同じ話を繰り返されるとちょっと…、と思った。
 この講習で一番面白かったのは、何と言っても最初に30分ほど見せられる映画だった。画質が荒かったから結構昔のと思いきや、判決文を読み上げるときの日付が「平成16年」とか、むっちゃ最近なの。しかも、主演が里見浩太朗原田龍二。サスペンス劇場キターーー!みたいな。話の内容も当然ベタベタ。マイホームを売り払った後はおんぼろ四畳半、お母さんは働きづめ、中学の息子は前髪をピンクにして非行少年になってくし、娘の心も荒んでいく。ついにはやつれた母親は電車へ飛び込み…。
 そして極めつけは、里見扮する交通ジャーナリスト(名前忘れた)が最後に「彼(加害者=原田龍二)に一番足りなかったのは、『勇気』だと思うんだよね」と教訓っぽくキメる台詞。もうシビれちゃう!やっぱこれ、サスペンス劇場だよ!ちと疑問だったのが、何で損害賠償で1億請求されたのに、奥さんが自殺するのにわざわざ金のかかる電車への飛び込みをしたのか。ちとその心理まではよくわからんかった。
 とりあえずそんな訳で、見るべき部分を激しく間違えたまま、存分に映画を堪能させてもらいました。