酒呑みながらケーブルテレビで映画を見た

 たまたまやってたのが「ゴジラVSヘドラ」。ちょー面白い。何がって、今のゴジラからは考えられないくらい社会派&軽く左翼チック。しかもよく考えてみたら、こんなダークな作品を71年当時子供向けとして出してるんだもんなぁ…。なかなかアナーキーだな、東宝は。でも、俺はビジュアルに頼る最近の特撮より、こういう気骨のある作品の方が好きだ。概して子供向けではないが。第一、元々「ゴジラ」が誕生した経緯というのも、ビキニ海域での水爆実験への怒りから生まれたものなのだから、公害に対する怒り(しかも、劇中で何気に「政府は何をやってるんだ!」と言わせてる)を「ヘドラ」という存在に代弁させるのも、原点に沿った精神ではないかと言える。
 関連リンク:
 →TOHO-A-PARK.COM
 →ヘドラ : 怪獣ブログ
 →http://homepage1.nifty.com/hoso-kawa/trauma/trauma4.html
 →http://www.occn.zaq.ne.jp/momokun/cinema/02/GODZILLAvsHEDORAH.htm
 →サイケデリック・ゴジラ映画を観る | φ(..) Daily Groovus - 楽天ブログ
 検索して分かったんだけど、ヘドラの放った赤色光線って、「ヘドリューム光線」って名前らしい(参照)。なかなか酷いネーミングだな。しかも、これを監督した坂野監督ってのが、3Dのゴジラの映画を作ってるらしい(参照)。