眞鍋が何を言ったかではなくて…

 寧ろそのバックにいる企業側の方に問題があるように感じるのは俺だけなのか?それとも、そこを分かった上でわざと眞鍋をDISるっていうハイレベルの遊びをしてるのか?
 →CA、スパイウェア撲滅キャンペーンに眞鍋かをりらが参加
 →はてなブックマーク - 高木浩光@自宅の日記 - ブログからFUDへ? 眞鍋かをりは30個の「スパイウェア」のうちcookieの数を明らかにせよ
 別に眞鍋に限らず、タレントはそうやって広告塔になる(なってしまう)のが世の常なわけで。それに、「わざわざソフトウェアさんが『スパイウェアだよ』と言ってくれてるのに、それを一つ一つ検証する時間や興味なんてないです」ってのが一般人の反応。魔法の小箱は自分の思ったとおりに動けばいいんです、大半の人にとっては。だからこそ、その時のリスクや負担を軽減するために様々な技術者がいる。
 でも今回の件は、その一般人の"無知"を利用して金をせしめようという企業側の意図ばかり感じる。怪しいCookieスパイウェアを同列に表示させるというのが、企業として適切な説明責任を果たしてないというか、そんな風に俺には見える。そこを改善するだけでも、ユーザの不安はずいぶんと軽減する筈なんだが。組織犯罪に例えれば、眞鍋だけを叩くってのは、よく分からないまま運び屋をしてた奴だけを検挙して、裏のマフィアについて何も調べないってことと同義ではないかと。つーことで、30個のスパイウェアの中でいくつがCookieだったのか明示しなければいけないのは、眞鍋ではなくコンピュータ・アソシエイツ(CA)だと思います。
 と、厨房の脊髄反射レスでお送りいたしました。