「無門関」読了

無門関
無門関
posted with amazlet on 06.05.12
西村 恵信
岩波書店 (1994/06)
売り上げランキング: 31,878
おすすめ度の平均: 5
5 誰か無門と勝負するものはおらぬか?
5 無!
 分からん。が、それでいいと思う、というか、俺の様に生半可に仏教をかじってるだけの輩には理解できなくて当然だし、恐らく「答えを見つける」「理解する」という行為そのものが間違いなのだと思う。とか書くと「語るに堕ちる」と言われそうだけど。ふと思ったのは、心の捉え方と似ていること。「心」というのは言葉で表すことが出来ず、何かの事象における射影から「それっぽいもの」を捉えていくしかない。それも、多くの事象を通して多角的に。んで、同じことが「仏」に対しても言えると思う。仏というものを言葉で表すことは出来ないし、理解しようとすれば真理から遠ざかる。じゃあどうすればいいかってーと…、分かる人はもう分かってるし、いいや。俺も自分の考えに自信はないし。