バンド内での「係の構成」を見てみたのだが

 これは従来の、つまり現役時代のフレームワークに則って役割を決めてきたわけだが、なんとなく思ったのは、このままだとそれは破綻するのではないか、ということ。
 「現役中」というレールに乗っかっていれば、どんなに文句を言おうとも、幹部もしくはそれに準ずる責任を負うのは1〜2年ほどしかない。だが、社会人主体のバンドとなった以上、終わりがない分、個々への信頼の低下は即バンド全体のモチベーションにも繋がる。
 ここ最近、このバンドでも「心の社会」でいうエージェントのような、もう少しネットワーク的なモデルができるんじゃないか、と思ってる。従来の組織論的な観点では、内なる不満はどんどん溜まっていくだけだからだ。リーダーだって、管理者育成プログラムに参加するためにここにいるわけではないのだし。あえて理想論を言えば、個々の自発的に動く『エージェント』が、結果的に、善のスパイラルでバンドを動かす力になる。で、その「エージェント」を生み出すためには、「このバンドで演奏したい」とは違うレゾンデートルのようなものを持たせ、それに対する責任と報酬(主に賞賛)を与えることじゃないかと。そうなると、例えば「庶務」といった抽象的な役割ではなく、もっと実利的なものが見えてくる筈。勿論、そうやって抽象化することで様々な役割に対応できる、という利点はあるが、俺としては、このバンドのおいてはそれは逆効果なんじゃないかと考えてる。また、役割を持った人間全てがフルタイムでそれに携わることはないと思うので、特に問題も起きないだろうと踏んでる。
 基本的にここに書かれてないことは、考え中若しくはそこまで考えが及んでないってことなので、悪しからず。