「プログラミングの心理学」読了

プログラミングの心理学―または、ハイテクノロジーの人間学 25周年記念版
ジェラルド・M. ワインバーグ 木村 泉 久野 靖 角田 博保 白浜 律雄
毎日コミュニケーションズ
売り上げランキング: 80,297
おすすめ度の平均: 4
3 多少期待はずれ
5 「人月の神話」の神話に並ぶ名著
 図書館への返却期限があまり長くはないので、一週間くらいで斜め読み。これは間違いなく買う価値のある本。余裕ができたら必ず(いつか)買います。
 まだ考えがまとまってはいないが、管理者が管理者としての適切な教育を受けている人が少ないこと、個々の適正に応じたプログラマとしての教育環境が整っていないことが、大雑把に問題になっていると思う。つまり、一人のプログラマという存在を、管理者及び経営陣が平均化して見てしまっている(=替えが利く!)ということで、これはCPUの速度向上や、言語・OSといったものの進化とは完全に独立した問題であって、最終的には人間の問題に集約される。だからこそ、1971年に出版されて25年以上経った今でも、「さすがにPL/1は廃れてるよねー」といった野暮なツッコミを除けば、十分に通用するのだ。
 とりあえずこれで、マネジメント関係の本巡りは一旦休みにしたい。まだ色々読むべき本があるのは知ってるけど、それ以上に、自分の根本的なプログラミングの問題にきちんと向き合って、レベルアップしたいので。