こういった文章を読むと、しばらく涙が止まらなくなる…

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そんなわけで、私もこのごろ、
「ひがみっぽいんで、仲間外れにしないでください」
「小心者なので、本が売れないと肩身狭いんです」
「疑り深いもんで、作品褒めるときは大げさに褒めてください」
とか、言うようになったのである。これは精神衛生上、すごくよい。
ほんとうに楽である。ああ、しょせん、私はこんな奴。だから助けてよお願いと言えてしまうことのなんと気楽なことか。

 「ああ、しょせん、私はこんな奴。」と「だから助けてよお願い」の間にまだ大きな壁を感じてしまう。なんて、そんなことを書いたところで何も起きないし、これじゃあただ知合いから罵倒される材料を自ら差し出しているだけだろう。その半面、だったら小さな人間らしく、このまま自分の精神が崩壊するまで、その過程を冷徹に見守ってやろうじゃないか、と考える自分もいたりする。
 そういや先日の練習の帰りに、どうも気持ちがモヤモヤとしていて、無性にタバコとウィスキーに逃げたくなった。いや、別に対象はなんでもよかった。結局、寄ったコンビニには手頃なウィスキーもタバコもなかったのでそのまま帰ることにしたが、ヘッセを読めば落ち着くかもとも思ったし、プログラミングの本を読んだりすればうまくごまかせるかもとも思ったし、モンクの曲を(ヘッドフォンで)大音量でかければ忘れられるかもと思った。今思うと、あの時欲しかったのはタバコでもウィスキーでもモンクの曲でもビット演算の本でもヘッセでもPerlでもなく、この言葉だったのかもしれない。
 (結論)俺キモいよ、ってことで。