エセ科学云々

 →痛いニュース(ノ∀`) : 【ニセ科学】 「マイナスイオン、根拠なし」「ゲーム脳、親のしつけの問題」…菊池教授、NHKで批判 - ライブドアブログ
 そういや、10月の終わりにライブをやったとき、そこにとある大学(俺のとこじゃない)の先生が何人かいて、その時の彼らの話題の中心がエセ科学についてだった。曰く、「正しいことを伝えなくてはならない」だと。意気込むのは結構な話なのだが、何か妙な違和感を感じる。勿論、例の「視点・論点」でズバリと言っていた菊地教授のような存在も必要だと思うが、あまり諸先生方がこぞって一般に向かって啓蒙に励むより、何かもっと身近にできることがある気がする。「理系」の工学部生にも血液型性格判断を(割とガチで)信じてる人はゴマンといるわけだし。
 そうだ、何より胡散臭く感じたのは、その中に「私は一級建築士の資格を持ってるんだ」と自慢してた奴がいたことか(年齢的に団塊)。別に資格の有無やその自慢はどうでもいいが、「エセ科学に批判的」と言いつつ、手には「ここから電磁波が出るんだ」とかいう金属の玉のたくさん付いた数珠のようなものを持っていて、これを使うとワインの味が変わるだなんだと。しかも、「壁にボールを10万回投げ続けると、1回は向こう側にいくんだよ」とか平気で言いやがる。おんなじ論理でいけば、サイコロを6回振れば全部の目がでることになるんですが。しかるにこの一級建築士様につきましては、無理して電磁気学量子力学の半可通な知識を振り回さず、もっと建築についてのうんちくを語ってもらいたいものです。いくら酒の席とはいえ、そんなニート大学生でも反論できるネタを言わないで欲しい。しかも、エセ科学に批判的だと言うなら。これじゃあ、いくらエセ科学を批判しようにも、当の本人が信じ易いじゃないか。