「まどろみ消去」「幻惑の死と使途」「夏のレプリカ」読了
昨晩から読んでたというのもあるが。
まどろみ消去―MISSING UNDER THE MISTLETOE
posted with amazlet on 07.01.21
おすすめ度の平均:
気楽に・・・文体にハァハァ
良い。実に良い。
幻惑の死と使途―ILLUSION ACTS LIKE MAGIC
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夏のレプリカ―REPLACEABLE SUMMER
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おすすめ度の平均:
すべては夢の中で起こったように。前作の
名前が逆さまなことに気づいた?
そういや、「詩的私的ジャック」ぐらいから、犀川にどんなことをさせると彼らしく、それでいて面白おかしいものができるかという手応えを作者は掴んでいるように感じる。そのときの感想では書き逃したが、
犀川創平は、テーブルの上にこぼれたソースをじっと見ていた。スカンジナビア半島の形に似ていたからだ。それから、そのソースでできた地図を気をつけながら、彼は手を伸ばしてアルミの灰皿を取った。
(「詩的私的ジャック」 P40)
ですでに爆笑してたりする。どんだけ笑い上戸やねん、という気もしなくもないが。これについては、犀川の人間像が分かってないと「WTF?」で終了なので、それこそ内輪ネタという気もしなくもない。まあ、個人的には一般的なのより、多少内輪向きの方が面白いように感じるけど。また、そういう精神構造だからヲタクなんだけど。