vaio Type Z購入

 もう半月も前のことになりますが。


 これまで使ってきたThinkPad X61が、使い始めてそろそろ3年半になります。
 入社ほどなくして買ったものなので、これまでの酸いも甘いもずっと共にしてきているわけです。かなり思い入れがあります(そういえば、こんなエントリ書いてたんだ…「id:typesterの陰謀により - taiyoh独言」)。そんな相棒ですが、さすがにさまざまな面でキビしくなってきたので、ウチで余生を過ごしてもらうことにしました。買い替えの時期は、もう少し待って、次のCPUのアーキテクチャが出てきたら、と思っていたのですが、その肝心のSandy Bridgeのラップトップ版への投入が来年夏とかになってしまうという噂を聞いたので、流石にX61では1年我慢するのはしんどい。
 なのでこのタイミングで、思い切って新調することにしました。
 最初は、「漢のコンピュータ道」で紹介されていたDELLのM4500を考えていたのですが、やはり似たようなスペックを狙うと30万近くなってしまうのと、15.6インチはでかいし重いから、持ち運びたくない(リュックに入ること前提)。また、支払い方法として、現金かカードの一括か、一定期間のリースしか選択できない。JACCS等で分割払いしたいんだけど…。法人向けだから、できないのは当たり前か…。ということで、泣く泣くパス。
 Thinkpad X201sも考えたのですが、CPUがCore i7 620mなのと、欲しい機能を付け加えていくと、実は若干Type Zより高くなるという試算が。ディスプレイもFullHDにできないし。また、発売から少し時間が経っているので、次のラインナップが出たら後悔するだろうな…、ということで、パス。
 MBPも同様に、欲しいスペックに合わせようとすると、場合によってはM4500よりも高くなるし、個人的なポリシーとして、osxはフロントエンドのマシンとしてはサイコーでも、開発マシンとして使うには些細な部分の差異が大きくてハマりそう、と思っているので、パス。
 かくして、英語キーボードの使える自分の好みに合うマシンは絞られてくるのである。
 そんな中で探し当てたのが、vaioのType Z

筐体周り

 CPUはCore i7 640mなので、あまり長い期間使うにはつらくなってくるかもしれない。筐体の都合だと思うのですが、13インチ台で740QMがないのは地味に痛い。が、発熱のことや、CPUのためだけにでかい筐体など持ち歩きたくないので、「運用でカバー」することにします。
 メモリは8GB。2010年代は8GBが当たり前になるでしょうし。
 ディスプレイは13.1インチ。それでいてFullHD解像度(1920x1080)までサポートしてるので、とてもきれい。
 キーボードは当然英語キーボード。見栄を張ってバックライト付きにしてみたのですが、これがよかった。部屋の明るさによって、勝手にライトがついてくれる。因みに打鍵感は、macのそれとあまり変わらない感じ。人によっては少し軽く感じるかもしれない。また、キーの材質によると思うが、ほんの少し柔らかく感じました。
 アタッチメントは、指紋認証、Motion Eyeはつけたのですが、felicaWiMAX等は装備してません。もともと、ホストOSをLinuxにする計画があった(後述)のと、Pocket WiFi的なものを今後導入しようと思っていたので、なるべくどのOSにしても使えそうなものをチョイスしています。
 しめて、23万800円也。(オーナーメイドで選択していけばわかる金額なので)

OS、ソフト周り

 OSは、希望はUbuntu10.10(marverick)だったのですが、インストールには成功しても、起動ができないというトラブルが続く…。
 1日トライして無理だったので、いつか起動に成功する人が出てくることを願って、しばらくはWindows7(Professional)をホストOSに。Windowsがホストになるのは3年ぶりくらい。
 開発環境には、VMWare上にUbuntu10.10を構築。一緒に、これまでメインPCだったOSXで使ってきたWindows XPも移行してます。
 ターミナルエミュレータにはTeraTerm Proを選択。PuttyPoderosaでもいいけど、なんだかんだ言って、これまでLinuxをホストにしてきたので、そこで今まで作ってきたOpenSSHの鍵がそのまま使えるのはいいなぁ、と。え、SSH2プロトコルが使えないとかタブが使えないって、いつの話?
 エディタは当然Emacs!調べてみたら、Windows版もちゃんとあるんですね。日本語入力には若干怪しい部分はあるけど。elispの動作は問題なし。サブとして、jEditもインストール済み。
 一つ不満なのが、Windows7のメール(Live Mail 2011)がとにかく使いづらい。僕が標準のメーラにこだわる理由は、オフラインでメールが参照できることと、OSの全文検索機能の検索対象にできるから(OSXでMail.appを使っていたのもそれが理由)。それ以外は、Windows7の使い勝手も含めて、意外とそんなに悪くないかも。シェアのあるOSはやっぱり、細かい部分で使い勝手や連携具合が違う。

総評

 なんだかんだ言って見栄えがむちゃくちゃいいのと、解像度の高さがハンパないので、ふたを開けて起動するだけでテンション上がることは間違いないです。
 キーボードについても、実は結構健闘してるんじゃないかと思ってます。
 ただ、HDDを簡単に取り出せないのは、やっぱり痛いかも。そこはThinkPadが優秀すぎるだけなのかもしれない。
 なおオフィスでは、2年ほど前に買ったThinkVision L220xHDMI→DVIでデジタル接続し、1920x1200の解像度を確保しつつ、HHK Pro2とトラックボールをつないで作業してます。かなり快適。