巷では、マンダラまで癒しのグッズになってるのか

 当人に水差すつもりが全くないので、向こうの日記ではなくここで。
 マンダラが心理学的に意味があるのは知ってるが(当方ユング派)、描いてすぐに「癒される」のかどうかはちとわからん。そもそも、巷に溢れる「癒し」は金臭くて嫌いだし。
 今まで自分が細々と独学で心理学をやってきて、用語や概念なんかはもう殆ど忘れたが、一番分かったことは「○○をすれば良くなる」なんてことは一つもない、ということだった。人間心理として、何かに答えや意味を求めるのは分かる。それこそが科学をここまで発達させることができた大きな理由の一つでもあると思うし。でも一方で、「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉もあるとおり、こと倫理や心理的な問題(哲学、宗教含む)にまで同じように、全てに1対1対応の答えを求めることには、うまく言えないが違和感を感じる。そういう意味では、自分は科学的じゃないのかもしれないが。

個性化とマンダラ
個性化とマンダラ
posted with amazlet on 06.06.26
C.G. ユング 林 道義
みすず書房 (1991/10)
売り上げランキング: 215,888
おすすめ度の平均: 4.5
4 ユング先生、おそれながら捏造です
5 絵画療法のルーツはここに在った。
 ↑そうだったんだ。堂々と「患者の絵」って書いてあったけど。ちくしょう、金返せ。ウソ。ホントは図書館で借りたことしかない。