今日の拾い物

 同じ区内の某公共施設(地域レベルっすよ)のスタッフパスらしきもの。
 写真や名前から、どうも落とし主は女性らしい(20代後半くらい)。
 だが俺は、その施設がどこにあるかわからない…。よし、しょうがないから図書館に渡そう。と歩き出して、ふと気づいた。
 「今、何時だ?」 −−18時57分。
 え、図書館は19時で閉まるから…、どう転んでも間に合あわねえ。しょうがないから図書館に電話だ(パスには氏名と施設名、顔写真しかなかった)。
 明日持ってきてくれと言われたが、もう少し遅くまで図書館(のある建物)の管理室には行けるので、管理人に渡した。
 そして、そこで気付いた。気付いてしまった。
 明日渡して、本の一冊でも借りれば記録を残せるじゃないか!バカ。バカ。さらば、夢のストーリー。
 そして、今日も独り。
 (当たり前だけど、流石に、そこまで本気に考えるイタイ人じゃないですが)