「思考する機械コンピュータ」読了
思考する機械コンピュータ
posted with amazlet on 06.07.31
おすすめ度の平均:
シンキング・マシンは実現可能だが、理解不可能!コンピュータの動作の背景にある根本的な概念や考え方を説明
ヒリスならではの、見事な解説
これ、大学の授業での副読本としては最高。たとえば「情報理論」と「論理回路」と「プログラミング通論」の複合とか。講師は理論的な面や、発見者なんかのことしか言わないから、じゃあそれが実際どう使われてるとかが見えてくると、理解度も違うんじゃないかと思う。
そういや、この著者は「Logo」という(主に教育用)言語の開発者らしい。最初は「ふーん」で済ましていたが、Logoを覚えている人ならお馴染みのあの亀を見た途端、「あーーー!!!」と心の中で叫んでしまった。とゆーのも、俺が小学校に上がるか上がらないかくらいの時に、実は少し”触っていた”言語だった。クォーテーションをつけたのは、結局何もやってなかったから。ませた言い方をすれば「こうすりゃそうなることはわかったけど、じゃあそれで何すればいいの?」と。…、この時点で既にダメダメなんだけど、俺。でもまあ、最近やっと「とりあえずやってみるか」という気持ちを持てるようになったし、結果オーライということで(笑)。有難うヒリスさん、俺の失われた記憶を一つ思い出させてくれて。