「ウェブ進化論」読了

 えーっと、今更読ませていただきました。世間から半年以上遅れているので。しかも、普段は図書館でなるべく済ませているのに、久々に買ったし(図書券で)。あらかじめ断っておくと、目新しいことなんて何も言ってないので、あしからず。
 確かこの本の発売直後くらいだったか、「Googleに肩入れしすぎ」とかあれこれ言われてたけど、んなことはないっつーか、これはある種の人たちを啓蒙するための本だし、んな細かいツッコミは揚げ足取りに近いもんだな、と。
 面白い構造だな、と思ったのは、俺みたいに多少技術オタクで、まだ社会に出てない、または出たばかりの人間には「社会は変わらないよ。でも、君は変わらなきゃダメだよ」と諭し、社会(経済)システムにがっちり組み込まれてる人には「社会は変わるよ。申し訳ないけど、指くわえて見るしかないよ」と言ってるように思える。全体的に言えば、間違いなくインターネットは電話の次、もしくはそれに代わるライフラインの一つになるんだけど、駆け出しの人には、その変化はあまりに遅く感じられるし、そうでない人には、その変化の早さについていけないのだろう。そしてその上で、「これを読んだからには選択肢は二つ。次の手を考え続けるか、手を動かす(ソリューションとして実装する)か、どちらかしかない」と迫るのだ。じゃあ、第三の道は?それは言わずもがな。
 なんか、もうちょい言いたい気もするけど、書きたくなったら書こう。