「RENT」見た
久々にマジ泣きしてしまった…。今年中に見ておいてよかった。
かなり不覚だったのが、「ライフ・サポート」の2回目のシーンでのスティーブ(っていうんだ。歌詞見て初めて知った)のつぶやきから生まれたリフレイン。
→RENT - Will I? Lyrics | MetroLyrics
Will I Lose My Dignity
Will Someone Care
Will I Wake Tomorrow
From This Nightmare?
これを繰り返すだけなんだけど、メンバーが何かに導かれるように、あからさまなミュージカル演出ではなく、自然発生的に歌い出すようにした辺りに、この「ライフ・サポート」という活動の骨子や、患者の心の底の叫びなんかがありありと見えてくる。登場人物に100喋らせるのではなく、歌をワンシーン挟むだけでほぼ全てを説明してしまう、この演出はホントに凄い。その一方で、ロジャーの過去を回想という形で映像で出したり(その割に、一番重要なシーンが抜けてたりする)、ロジャーがサンタフェに赴く辺りはテンポや雰囲気が違ってちょっといただけないかも。
ストーリー自体は、エンジェルが死ぬところでやるべきことの殆んどの部分が終わってしまい、それ以降はロジャーとミミ、そしてモーリーンとジョアンヌの関係を戻すため、そして、コリンズの悲しみを癒す時間に費されてる(ついでにいえば、マークがフィルムを完成させる時間にも)。その辺りを踏まえれば十二分に楽しめる筈。
この映画を知ったのって、確か4月くらいじゃないかと思うのだが(過去に「トレーラーを見ただけで号泣」とか書いてる筈)、三四半年程引っかかりつづけて変わったのは、同性愛にしろエイズ(HIV含む)にしろ、これは対岸の火事ではなくて、自分のすぐ3歩程先に存在してる現実なんだ、とある種の実感を持てるようになったことか。口先だけでわかってることではなく。
大切にしたいDVDです。
今の時代にこそ SEASONS OF LOVE